おのにっき

クソ言語を塊にして置いておく場所

親知らず討滅戦

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真横に生えた親知らずを抜いてきました。本当は抜きたくないんですけど、健全な奥歯を横から圧迫していて痛みがあったのでやむなし。


まず大量の麻酔。正直これが一番痛いと思います。でも五発目くらいからは分からなくなってきた。効いてる?


そして痺れが襲ってくる。ほんとに効いてる?不安しかない。先生が痺れてる?と聞いてきたので痺れていると答える。


そして寝かされ、先生からまず説明が。


「じゃあ親知らずの先端切断していくねー」


「は?い」


は?と声が出たが、ちゃんとお返事をした。一生生きてきてこんな言葉かけられるのは拷問の時くらいでは。


まず親知らずにかかる圧。圧力がすごい。滑ったら脊髄終わるんじゃない?ってくらいの圧。そしてドリルの音。ドリルかな?口からキィィィィンと音がする。


そして普通に痛い。ここで手を上げる。


「痛い?」


「いたいっす……」


「ごめんね〜」


そして続行。なんで?普通に痛いよ?しかしあんまり痛がるので麻酔を追加。これで一安心。


いや普通に痛いんだけど。歯からベキベキメキメキ音がしてるよ。五感のうち味覚と聴覚と嗅覚で死を感じているよ。


「ごめんね……ごめんね……」


謝る先生。いや何も悪くない、強いて言うなら親知らずの生え方が悪すぎる。俺も刃牙みたいにパーフェクトナチュラルパワーがあれば。


相変わらず親知らずからは鳴ってはいけないような音がする。何かが軋む音。そして先生の押し付ける圧が強くて顎が外れそうになる。


すると頭の先に柔らかな感覚。間違いない、おっぱいである。この恐怖と絶望の中、その柔らかなオアシスは俺を安心させてくれた。先生男だけど。


そして十分くらいしただろうか、突然終わった。切開とか縫われた感覚もなかった。それ以上されてたら本気でちびるところだった。


昼飯、麻酔が効いてて調子乗って寿司食ったら途中で麻酔が切れて最悪な気分になっている。


今は痛み止めを飲み、早く効いてくれと泣きながらこのブログを書いています。